社内Wi-Fiが遅い・つながらない|中小企業のオフィスWi-Fi改善3ステップ
「オンライン会議の途中で映像が固まる」「事務所の奥の席だけWi-Fiがつながらない」「夕方になると急に遅くなる」。こうしたご相談は、私たちが中小企業のお客様から受ける中でも特に多いものです。Wi-Fiの不調は社員全員の業務効率に直結しますが、原因が目に見えないため、つい「そういうものだ」と我慢してしまいがちです。本記事では、社内Wi-Fiの改善を3つのステップで分かりやすく解説します。
ステップ1:社内Wi-Fiが遅い原因を切り分ける
Wi-Fiが遅いとき、原因は大きく3つに分かれます。順番に確認することが改善の近道です。
- インターネット回線そのものが遅い:有線接続のPCでも遅いなら、回線やプロバイダ側の問題です
- Wi-Fiルーター(アクセスポイント)の問題:機器が古い、設置場所が悪い、接続台数が多すぎる
- 電波の干渉:隣のオフィスのWi-Fiや電子レンジなどとの電波のぶつかり合い
まずは有線でつないだPCで速度を測り、「回線の問題」か「Wi-Fiの問題」かを切り分けましょう。これだけで対策の方向性が大きく変わります。
ステップ2:オフィスWi-Fi改善は機器の見直しから
原因がWi-Fi側にある場合、最も効果的なのは機器の見直しです。よくあるのが「家庭用ルーターを5年以上使い続けている」ケース。家庭用ルーターは同時接続10台程度を想定しており、社員のPC・スマホ・複合機・タブレットがつながるオフィスでは力不足です。
見直しのポイントは次の3つです。
- 法人向けアクセスポイントを選ぶ:同時接続数が多く、安定性が段違いです
- Wi-Fi 6以降の規格に対応した機器にする:多台数接続に強い設計になっています
- 設置場所を見直す:床置きや棚の中ではなく、オフィス中央の高い位置が基本です
広いオフィスや壁の多い間取りでは、アクセスポイントを複数台設置して電波のカバー範囲を広げる設計が必要になります。
ステップ3:セキュリティと運用ルールも忘れずに
速度だけでなく、安全面の見直しもセットで行いましょう。特に重要なのが、来客用Wi-Fiと社内業務用Wi-Fiの分離です。お客様に社内ネットワークと同じWi-Fiを案内している場合、社内サーバーや共有フォルダにアクセスできてしまうリスクがあります。
- ゲスト用と業務用でネットワークを分ける
- 暗号化方式はWPA2以上(できればWPA3)にする
- Wi-Fiのパスワードを初期設定のまま使わない
- 退職者が出たらパスワードを変更する運用ルールを決める
これらは難しい技術ではありませんが、後回しにされがちなポイントです。機器の入れ替えと同時に整えてしまうのがおすすめです。
まとめ:Wi-Fiの不調は「我慢するもの」ではありません
社内Wi-Fiの遅さは、1人あたり1日数分のロスでも、社員全員・1年間で考えると大きな損失になります。原因の切り分け、機器と設置場所の見直し、セキュリティと運用ルールの整備。この3ステップで、ほとんどのオフィスWi-Fiは見違えるほど快適になります。
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